info-contributions災害福祉支援ネットワーク・サンダーバード鹿児島支部の活動報告⑧

2016年05月01日

災害福祉支援ネットワーク・サンダーバード鹿児島支部の活動報告⑧

28日(木)の活動について報告致します。

益城町ボランティアセンター状況

鹿児島支部より介護福祉士を福祉避難所となっている益城町保健福祉センター(益城町災害対策本部)へ派遣を打診しましたが、ボランティアセンターを通すようにとの依頼から、ボランティアセンターへの訪問手続きを行いました。しかしボランティアの需要は瓦礫の撤去が主体となっているため、福祉避難所での支援業務に従事することができませんでした。
福祉避難所には高齢者が多くみられ、介護スタッフによる需要はあるものと思われますが、施設からの要請がないため支援できない状況です。

熊本県庁、熊本県社会福祉協議会訪問

サンダーバード宮城支部、野田さん(支部会長)、新潟支部、吉井施設長と共に熊本県社会福祉協議会、熊本県庁を訪問しました。
熊本県社会福祉協議会によると4月29日より九州各県、山口県を主体とした介護スタッフなどの専門職派遣が実施されることとなる見通しとのことでした。派遣可能な専門職は1,000名程で様々な職種の派遣が検討されていますが、介護スタッフが最多であるとのことです。
熊本県庁訪問では熊本県健康福祉部、健康福祉政策課、国土交通省などへ、仮設住宅設置に関するサンダーバードとしての支援のあり方について説明。内容としては仮設住宅に効果的な支援を行えるサポート拠点(介護、介護予防、交流施設)を併設する、ケア付き仮設住宅の重要性と効果に関しての提案が主となりました。サンダーバードとしては培ったノウハウを提供することで協力する旨、伝えました。
熊本県によると益城町2,000戸、熊本市2,000戸その他自治体を含め5,000戸程を想定しており、避難所から仮設住宅移行を早期に行うことが重要との認識です。また、健康福祉政策課へ福祉避難所における介護福祉士の役割の重要性を説明、本日行われるDCATとの会議の中で、各福祉避難所への配置スキームを検討するとのことです。

福祉避難所 いこいの里

介護スタッフの需要あり、人的支援のニーズあるとの事。

小規模多機能居宅介護事業所 あんず

DCATより介護スタッフ3名派遣があり、人的支援はおおむね充足。

日本財団

4月26日に「日本財団災害復興支援センター熊本本部」を熊本県庁近くに設置。主業務は下記の通りです。

  1. NPOやボランティア等民間団体の共有オフィス、会議スペースの供与
  2. 被災地域の状況、ニーズの調査・取りまとめ
  3. 各種支援活動の情報の集約と各関係機関への共有、及び各活動へのコーディネート
  4. 行政からの民間団体への情報提供
  5. センター活動全般の情報発信業務

種々支援活動の情報集約について問い合わせを行いましたが、各活動のコーディネートするに至る情報については現在のところ提供できないとのことでした。オフィス提供については可能とのことです。

益城町中央公民館

避難者の高齢者への入浴支援を行いたいとの要望があり、4月29日(金)に鹿児島支部(玉昌会)職員が支援に入ります。